
しつらひの梅ひと枝のうす明かり 案内(あない)のひとの足袋のうつくし橋本 眞佐子●新年を迎え、初釜で...

浴室に貼られし孫の教材は 七十路我の新たな学び山本 見佐子●一読して作者の詠まれた〝意〟が伝わり共感...

秋川の瀬に身じろがず佇つ鷺の 思案を計る己可笑しむ澤井悠紀子●秋の水の澄んだ川の瀬に鷺が餌を求めて佇...

@歌壇七年の月日重ねて花の咲く 淡きピンクの笹百合は今岸元 弘子●筆者は掲出歌から、初めて知ったこと...

朝早く轟(とどろ)きわたる牛の声? 厩(うまや)の掘りの主蛙らし三好 多恵子●まず作者にお断りしてお...

万緑の猛々しさにたじろぎぬ 若き季節を生きる命よ橋本 眞佐子●この一首、何と力強さを讃えた歌であろう...

初夏に増す木々の緑の透き間より 光差し込む眩しき陽ざし山本 見佐子●今年は季節の移ろいが例年よりも早...

雲海の果てなる四国山脈よ 気宇は壮大コーヒータイム白井 真澄●作者は両山寺という古刹で有名な、岡山県...

何処までといふ当(あて)あらず土手の道 外出(そとで)ごころを宥(なだ)めむとして澤井 悠紀子●昨年...

屈(くぐ)まりてよもぎ摘みゐるそのせつな 鶯のこゑ春風に透く河野 澄恵●今年の春は駆け足で訪れた。世...

パワースポットの神木(しんぼく)に手を合わせ 賽銭五円に一年託す堀内あい子●表出の歌、いつもなかなか...

正月を静かに過す寂しさも コロナの呉れし休日と思ふ信清 小夜●昨年の正月までは家族の帰省があり、賑や...